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「The Ant Bully」早くもチャートから脱落

先週末の興業速報です。

1:Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby(2週目) $$23,000,000 Gross:$91,217,000
2:Step Up(初) $21,065,000 Gross:$21,065,000
3:World Trade Center(初) $19,016,000 Gross:$26,818,000
4:Barnyard: The Original Party Animals(2週目) $10,069,000 Gross:$34,085,000
5:Pulse(リメイク版「回路」)(初) $8,456,000 Gross:$8,456,000
6:パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(6週目) $7,207,000 Gross:$392,400,000
7:Zoom(初) $4,600,000 Gross:$4,600,00
8:The Descent(2週目) $4,600,000 Gross:$17,527,000
9:マイアミ・バイス(3週目) $4,547,000 Gross:$55,112,000
10:Monster House(4週目) $3,300,000 Gross:$63,678,000

先週末は、「World Trade Center」ぐらいしか話題作がないと思っていたのですが、低調すぎて、チャートの様相が変わってしまいました。その「World Trade Center」も、あざとすぎて引かれたのか、初登場3位で2,000万ドルの突破もならず。
「The Ant Bully」は3週持ちこたえられず、チャート落ち。「Monster House」も10位で今週末には消えるのは確実。
ひょっとしたら、「Barnyard」も落ちて、チャートからアニメ映画が消えてしまうかもしれません。

昨日の記事に思うところあって、このチャートに出ているタイトルをIMDbで検索して、推定製作金額が出ているものを抜き出してみました。

Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby:$72,500,000
World Trade Center:$63,000,000
Pulse:$7,500,000
パイレーツ・オブ・カリビアン:$225,000,000
The Descent:$6,630,000(£3,500,000)
マイアミ・バイス:$135,000,000

これに対して、歴代CG映画チャートにあるタイトルの推定製作費も抜き出してみます。<>内は配収。(公開中のものは8月13日現在の推定値)

1:シュレック2(2004):$75,000,000 <Gross:$441,226,247>
2:ファインディング・ニモ(2003):$94,000,000 <Gross:$339,714,978>
3:シュレック(2001):$60,000,000 <Gross:$267,665,011>
4:Mr.インクレディブル(2004):$92,000,000 <Gross:$261,441,092>
5:モンスターズ・インク(2001):$115,000,000 <Gross:$255,873,250>
6:トイ・ストーリー2(1999):$90,000,000 <Gross:$245,852,179>
7:カーズ(2006):$70,000,000 <Gross:$238,823,000>
8:アイスエイジ2(2006):$80,000,000 <Gross:$195,212,368>
9:マダガスカル(2005):不明 <Gross:$193,595,521>
10:トイ・ストーリー(1995):$30,000,000 <Gross:$191,796,233>
11:アイスエイジ(2002):$60,000,000 <Gross:$176,387,405>
12:ポーラー・エキスプレス(2004):$150,000,000 <Gross:$173,675,955>
13:バグズライフ(1998):$45,000,000 <Gross:$162,798,565>
14:シャーク・テイル(2004):$75,000,000 <Gross:$160,861,908>
15:森のリトル・ギャング(2006):不明 <Gross:$154,050,000>
16:ダイナソー(2000):$127,500,000 <Gross:$137,748,063>
17:チキン・リトル(2005):$60,000,000 <Gross:$135,386,665>
18:ロボッツ(2005):$75,000,000 <Gross:$128,200,012>
19:アンツ(1998):$60,000,000 <Gross:$90,757,863>
20:ジミー・ニュートロン 僕は天才発明家!(2001):$25,000,000 <Gross:$80,936,232>
21:Monster House(2006):不明 <Gross:$63,678,000>
22:Hoodwinked(2005):$15,000,000 <Gross:$51,386,611>
23:ライアンを探せ!(2006):不明 <Gross:$37,346,946>
24:Barnyard: The Original Party Animals(2006):不明 <Gross:$34,085,000>
25:ファイナル・ファンタジー(2001):$137,000,000 <Gross:$32,131,830>
26:Jonah: A VeggieTales Movie(2002):$15,000,000 <Gross:$25,581,229>
27:The Ant Bully(2006):不明 <Gross:$22,381,000>
28:Valiant(2005):$40,000,000 <Gross:$19,478,106>
29:Doogal(2006):不明 <Gross:$7,417,319>
30:ケイナ(2003):不明 <Gross:$8,593>


私なりに簡単に分析すると、

・ハリウッドでちょっと気の利いた映画を作ろうとすると、実写映画でも、6,000万-7,000万ドルの製作費は最低限必要であり、CG映画のコストが際だって高いわけではない。
・先週末公開作には、「Pulse」「The Descent」と、製作費1,000万ドル以下の低予算映画が、チャートインしているが、結果もそれなり。
・CG映画は、実写に比べると、予算の管理がしやすい。ピクサーは「モンスターズ・インク」で1億ドルを超えたが、その後、規模の拡大に歯止めをかけることに成功している。
・その代わり、1,500万ドル以下の低予算CG映画はありえないようだ。

・2005年までは、興業成績が製作費を超えないというレベルの明らかな失敗(海外やDVDなどでも利益を上げるのは見込薄)は少なかった。海外製作である「Doogal」「ケイナ」をのぞけば、「ファイナル・ファンタジー」と「Valiant」だけ。
・2006年に入ると、このレベルの失敗が増え始めているようだ。「ライアンを探せ!」「Monster House」「Barnyard」「The Ant Bully」は製作費は不明だが、明らかにこのレベルだろう。

・「マイアミ・バイス」のような実写の大ヤケドを見る限り、CG映画の方が、コントロールできているように見える。(コンスタントに製作しているピクサーとドリームワークスに、大きな失敗がない)ある程度、マーケットが明確だからだろう。
・基本的に、親が子供を連れて行くという行動形態を考えると、やはりマーケット全体には適正な規模は存在するのだろう。
・おそらく、今後も、年に10-20タイトル程度の作品が公開されるのではないか。各メジャーが製作・配給ベースで、年2タイトル程度。それでも、製作会社ベースで言うと、サバイバル状態というほどリスクが高いとは思えない。
・ただし、スタジオレベルでは、戦略が必要になる。ピクサーも、「トイ・ストーリー」以外のタイトルのシリーズ化に乗り出さざるをえないだろう。ドリームワークスは、「シュレック」に続いて「マダガスカル」をシリーズ化させた。
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3DCGに関連して、ソフトや技術に関する情報を提供するポータルはいろいろありますが、作られた作品そのものの情報は意外と見あたらないようです。
非力ながら、私の目に付く範囲でまとめていこうと思っています。

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