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アニメ市場は加熱しすぎ?

バラエティ誌の記事です。
http://www.variety.com/article/VR1117948018?categoryid=13&cs=1&s=h&p=0
去年までにコケたCG映画は「Valiant」だけ(日本のゲームを原作にしたという超大作は?)とか、ツッコミどころの多い記事ですが、まあ、よくあるこの手の記事ということで。
例によって斜め読み。
アニメ市場は加熱しすぎなのか?
-CG映画はおいしそうだが、食べ過ぎは頭痛の元になるかも-
By Ben Fritz

・アニメ映画は、もっと製作本数を減らす方がビジネス上いいのではないか。

・これまでは、CG映画の成功率は高かった。去年までに興業に失敗したCG映画は、去年の夏公開の「Valiant」だけだったが、今年に入ると、「Doogal」「ライアンを探せ!」「The Ant Bully」と3本もコケている。今年中には、あと1、2本増えそうだ。

・ディズニーは、通常メインタイトルをクリスマス公開するが、夏に公開して大成功したピクサーの前作「ファインディング・ニモ」を参考にして、「カーズ」の公開を夏にしたが、クリスマス公開の「モンスターズ・インク」「Mr.インクレディブル」に及ばなかった。

・90年代の初め、ディズニーが「ライオンキング」等で大成功すると、フォックスとワーナーがこの市場に参入した。しかし「タイタンA.E.」や「アイアン・ジャイアント」のように、結果は失敗に終わった。90年代の新規参入者で、市場に残ったのは、ディズニー出身のジェフリー・カッツェンバーグ率いるドリームワークスだけだった。

・去年公開の「ロボッツ」「マダガスカル」「チキンリトル」は、公開の間隔が2ヶ月以上あったが、今年は、「アイスエイジ2」と「ライアンを探せ」の間は2週間、「森のリトル・ギャング」と「カーズ」の間は3週間だ。

・来年もあまり変わらない。ワーナーの「TMNT」とディズニーの「ルイスと未来泥棒」は3月に同時公開されるし、ピクサーの「レミーのおいしいレストラン」、ソニーの「Surf's Up」、ドリームワークスの「シュレック3」が夏の6週間のうちに公開される。

・問題は、スケジュールがダブらないように調整できるかどうかではなく、たとえば動物アニメばかりの中で、自社の映画を観客に見分けてもらえるかどうかだろう。しかし、映画を見比べられるような宣伝方法はないと、配給会社は言う。

・秋には、「Everyone's Hero」の2週間後に「オープン・シーズン」、「Flushed Away」の2週間後に「Happy Feet」が公開される。

・IDTの「Everyone's Hero」(フォックス配給)とソニーの「オープン・シーズン」は、両社にとってCG映画参入1作目となる。ワーナーの「Happy Feet」は、期待はずれだった「Ant Bully」に続く2作目。この3本は、それぞれの会社のアニメ市場での生き残りに重要な意味を持つ。

・このところ業績が低迷しているドリームワークスにとって、「Flushed Away」では、決して大成功ではなかった「森のリトル・ギャング」と「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ」よりも、いい成績が期待されている。

・製作コストの高い「オープン・シーズン」と「Flushed Away」は1億5,000万ドルオーバーが成功の基準だろう。それよりコストの安い「Happy Feet」と「Everyone's Hero」のハードルはもう少し低い。

・この4本のうち、3本は喋る動物が主人公だ。残りの「Everyone's Hero」には、喋るボールとバットが登場する。

・去年まで、アニメ映画の興行を他人事として見ていたハリウッドの重役達も、今年は胃の痛む思いをしながら見守ることになるのだろう。


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ちょっとツッコミ入れておきます。

90年代以前にも、メジャー各社のアニメ映画への参入は常に試みられてきました。80年代には、「ニムの秘密」(UA)や、コロンビアの大人向けアニメ「ヘヴィ・メタル」やスピルバーグの「アメリカ物語」(ユニバーサル)などがありますし、70年代にも、「シャーロットの贈り物」(ハンナ・バーベラ/パラマウント)という成功例がありますし、ラルフ・バクシも「ウィザード」(フォックス)「指輪物語」(UA)と2本のメジャー作品を作っています。

ドリームワークスが「シュレック」で成功するまで、アニメ市場でディズニー以外のブランドが成立するなんて誰も考えていなかったのです。アニメ市場と言いますが、2Dアニメの市場と3Dアニメの市場は完全に違うということでしょう。ドリームワークスも、2Dアニメでは成功せずに撤退しました。逆にディズニー自体も、制作スタジオとしては、3Dアニメの中では未だに新参者です。「ダイナソー」での失敗から、ピクサーから引き抜いたスタッフ中心に体制を整えて、「チキンリトル」に取りかかるまで、間があります。

自社企画という意味では、ソニー・アニメーション制作の「オープン・シーズン」は1作目ですが、この記事は、配給ベース少なくとも製作ベースで考えていますから、「Monster House」も入れて、「オープン~」は、ソニーの2作目と言うしかありません。

ワーナーには、「Ant Bully」よりも関与の度合いが大きい「ポーラー・エキスプレス」もありましたから、CG映画への挑戦は3作目になります。

秋以降の4本ですが、「Happy Feet」は、低予算ではありません。IMDbでは、製作費8,500万ドルと推定されています。他の3本の製作費は不明ですが、ドリームワークスは製作費の上限を7,500万ドルあたりに置いているようです。「オープン・シーズン」は、ソニー・アニメーションの第1作ですから、やはり相当なコストをかけていると思われます。独立系の「Everyone's Hero」はそこまでコストをかけることは不可能でしょうが。
私の感触だと、「オープン・シーズン」>「Happy Feet」>「Flushed Away」>「Everyone's Hero」の順に製作費がかかっているのではないでしょうか。
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3DCGに関連して、ソフトや技術に関する情報を提供するポータルはいろいろありますが、作られた作品そのものの情報は意外と見あたらないようです。
非力ながら、私の目に付く範囲でまとめていこうと思っています。

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