スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

己の尾を噛む

CartoonBrewに引用されていた、Mark Mayerson氏のブログの記事が面白かったので、訳してみました。
http://mayersononanimation.blogspot.com/2006/06/swallowing-our-tails.html

ブラッド・バードは、アニメーションは作品のジャンルではなく、制作手法であると言っている。これは、基本的には正しいが、彼らが作っている家族向けアニメ映画は、やはり作品のジャンルである。北米で公開されるアニメ映画の特徴として誰もが考える事項をあげてみよう。

1.ファンタジーの要素
2.重要な子供キャラクター
3.歌(キャラクターが歌ったり、挿入歌だったり)
4.有名俳優の声
5.ゲップやオナラのようなギャグ
6.お説教的なテーマ
7.ハッピーエンド

他にもいろいろあるだろう。

「The Ant Bully」のトレイラーがネット上で発表された。トレイラーの出来についてあれこれ言うつもりはないが、悪役として(害虫・害獣)駆除業者が出てくることは指摘しておきたい。なにしろ「森のリトル・ギャング」で、悪役の駆除業者を見たばかりだから。

いろんな映画がゴッチャになってきた。自分を別の動物と思い違いしていることに関する古くさいギャグを使った映画が、最近2つあったような気がする。「The Wild」と「アイスエイジ2」だったっけか。本当に覚えてない。

「バグズライフ」と「アンツ」があって、今度は「Ant Bully」。「ファインディング・ニモ」と「シャークテイル」。「マダガスカル」と「The Wild」。そしてこの後ネズミの被害が相次ぐ予定だ。長編では「Ratatouille」に「Flushed Away」、短編では「Rat's Amore」に「One Rat Short」。

ジャンルの慣習に従った上に、既にあるシチュエーションや主題を使ったら 、お客さんを退屈させる危険が大きい。

アニメ映画で進行中の事態に関連のある事柄が、コミック業界にも起きたことがある。
1960年代以降、コミックのファンは、もっと大人向けの作品を読みたがった。一方で、マーベルやDCなどの大手コミック会社は、既存のスーパーヒーローに固執し、そのマーケットを維持する戦略をとった。

最終的に、漫画家達は、ジャンルの慣習を壊すような作品を、インディペンデントな形で出し始めた。一方で日本のマンガが輸入され、普通の出版社もイラストレーテッド・ノベルに手を染めた。こうしてマーベルやDCは、ビジネス面でも作品面でも、地位を失い縮小していった。

コミックとアニメーションでは、経済的に大きな違いがあることも事実だが、今のように作品が増え続けると、大手アニメ会社が、いつの間にかマーベルやDCのような立場にあるのに気づくことになるかも知れない。利益は上げ続けているものの、もはやリーディング・カンパニーではなくなるのだ。アニメ業界が十年一日のような作品作りを続けていたら、そういうことが起こるかも知れない
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

wakkie

Author:wakkie
3DCGに関連して、ソフトや技術に関する情報を提供するポータルはいろいろありますが、作られた作品そのものの情報は意外と見あたらないようです。
非力ながら、私の目に付く範囲でまとめていこうと思っています。

FC2カウンター
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。