スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Jan Pinkava氏インタビュー

ComputerArtsに、ピクサーのディレクターJan Pinkava氏のインタビューが掲載されています。
http://www.computerarts.co.uk/in_depth/interviews/q_and_a_jan_pinkava

Jan Pinkava氏は、短編「Geri's Game」でアカデミー賞を取っています。来年公開予定の「Ratatouille」が、初長編になるはずでしたが、今年初めに、ブラッド・バード監督に交代しました。
※以下はあくまで、チョイ訳です。ディズニーがらみの話などばっさりカットしています。


Q:ピクサーは20年の歴史の中で、映画のような創作とレンダーマンのような技術開発の両面を手がけていますが、技術開発と、創作活動と、どちらがアニメの世界にとって需要だと思いますか?

もちろん創作活動だよ。映画のアイディアがなければ、技術だけあってもしょうがないからね。

Q:ピクサーが得意とするカートゥーン・アニメーションの制作において、技術的に大きなブレイクスルーの余地は残っていますか?

あるとは思うけど、具体的には思いつかない。プロジェクトそれぞれに、克服すべき課題はあるけどね。

Q:インタビュー前の講演で、クレヨン画のような表現のムービーも可能だとおっしゃってましたが、将来、ピクサーが、そういうラディカルな表現をすることがありますか?

そういう表現が必要となればね。長編は難しいだろう。短編ならありうると思うよ。
CGの研究が始まった頃からの目標だった、リアルな画像の追求という面では、まだ道半ばだ。でも、CGによって様々な表現が可能になっている。僕は、過去の絵画に学ぶのが重要だと思ってる。美術館の絵はリアルじゃないけど、活き活きしてる。

Q:以前から、フォトリアルなCGが観客を退屈させる危険性をおっしゃってましたが、詳しく話してもらえますか?

VFX映画が、現実そのものに見える世界で、現実にはあり得ない活躍をするキャラクターを描くよね。それをやりすぎると、そのアクションからリアリティを感じられなくなるんだ。
「Mr.インクレディブル」を作るとき、ブラッド・バード監督は、スーパーヒーロー達が無敵ではないと思わせるのは難しい、と言っていたよ。そうでないと、主人公達のピンチをピンチと思ってもらえなくなるからね。でも、最近の実写映画では、無敵としか思えないキャラクターがいるでしょ。
スクリーンの上では、何でもできるようになってしまったけど、そのために、基盤になる部分をなくしてはいけない。観客が、どこまでを許してどこからついて行けなくなるかをおし図るのは難しいけどね。

Q:あなたは、「Ratatouille」にまだ関わっているのですか?

ブラッド・バード監督はいい仕事をしてくれると思うよ。それ以上のことはノーコメント。

Q:かつては、「Geri's Game」のような短編が、ピクサーの技術的な面で、重要な意味を持っていましたが。

短編は、今後もピクサーの戦略に組み込まれているよ。

Q:以前の短編は、新技術の試用という意味がありましたが、今はどうですか?

ケースバイケースだね。技術を試すときもあれば、未経験者にディレクターの機会を与えるときもある。

Q:今はどれぐらいの短編が企画中なのですか?

正確にはわからないが、1ダースかそこらじゃないかな。きちんと固まった企画もあれば、まだアウトライン状態のものもあるし。

Q:ピクサーが、お金にならない短編にそれだけコミットするのはなぜでしょうか?

いろいろ試してみるのはいいことだからね。短編は、ビジュアル面でも、ストーリー面でも、表現の幅が大きいし。僕自身、短編が好きだし。ピクサーに来たのだって、「Luxo Jr.」を見たからだ。ピクサーがもっと短編を作れれば僕はうれしいよ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

wakkie

Author:wakkie
3DCGに関連して、ソフトや技術に関する情報を提供するポータルはいろいろありますが、作られた作品そのものの情報は意外と見あたらないようです。
非力ながら、私の目に付く範囲でまとめていこうと思っています。

FC2カウンター
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。