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ジョン・ラセター・インタビュー 第2弾

今度はcomingsoon.netのインタビュー記事から、
http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=14741
つまみ読み…のつもりが、結構な量に。

これまでのピクサー作品は、現実と接点のある世界を舞台にしてきましたが、今回は、完全な別世界ですね。
「生きている車がいる世界を設定するときに、人間のいる世界にするか、人間のいない世界にするかは、重要な分岐点だった。人間のいない世界を考えるのは、少し面倒だけど、面白そうだった。だから、人間が存在せず、車が生きている世界を舞台にしたストーリーを作ることにしたんだ。
人間の世界を、車の世界に置き換えて考えてみるのはすごく面白かった。たとえば、人間にとってのレストランは、車にとってはガソリンスタンドだろうとかね。その上で、共通点を作ってある。タイヤ店は、人間界の靴屋だけど、気づかなかったかも知れないが、ルイジとマックィーンがタイヤを試着する時に、鏡の前には、アスファルトの敷物が置いてある。アスファルトの上での見映えを確かめるためだ。そんな風に車の世界を考えるのは楽しかった。
これまでも、1本1本別の映画世界を作ってきたけど、そんな風に世界全体の成り立ちを考えることはなかった。だから、人間のいない世界の映画を作るのは面白いだろうと考えたんだよ」

キャスティングについての考え方を教えてください。
「僕は、声でキャラクターを作っていく力がある人が、いいボイスアクターだと思ってる。声を乗せるだけじゃなく、アドリブなんかでキャラクターをふくらませて欲しいんだ。4年かけて、1コマ1コマ作りあげていく職人的な作業の中では、即興性のようなものは期待できない。だから、録音セッションでは、自然な流れの中での思いがけない感じが出ることを求めてる」

”ライトニング”マックィーンの名前は、レースカー・マニアでもあったスティーブ・マックィーンを連想させますが?
「スティーブ・マックィーンも念頭にあるけど、本当は、この名前は、トイストーリーなどで一緒に仕事をした主任アニメーターのグレン・マックィーンにちなんで付けたものなんだよ。彼は、本当に車好きで、この企画がスタートしたときは、本当に喜んでいた。でも、企画の最初の頃にガンで亡くなったんだ」

”ライトニング”マックィーンのナンバーには意味があるのですか?
「95というナンバーだね。さて、最初の長編CG映画「トイストーリー」が公開された年は何年でしょう?正解は1995年。最初は、僕が生まれた年から57というナンバーも考えたけど、実際にそのナンバーを使ってるレーサーがいたんだ。だから、使われていないナンバーを探した。ピクサーの映画では、理由なく決められていることなんてないんだよ」

あなたはピクサーの経営にもタッチしているわけですが、映画を監督しながら。他の企画の面倒も見るのは大変ではありませんでしたか?
「そのことが一番大変だったね。映画を一本監督するには、100%以上の時間や集中力が必要だからね。だから、アンドリュー・スタントン(「ファインディング・ニモ」の監督)を頼りにしてた。まさに僕の片腕だ。僕が自分のプロジェクトに集中している時は、彼が他のプロジェクトのチェックをしてくれた。彼が「ファインディング・ニモ」をやっているときは、僕が他のプロジェクトを見てた。ずっとそういう感じだった。
ピクサーを、僕が映画を作る場所にはしたくなかった。才能のある人たちが集まる場所にしたかったんだ。だから、「トイストーリー2」の後は、他の監督達の作品作りをバックアップする側に回ったんだ。でも、僕は「カーズ」の企画も温めていた。「カーズ」は1999年から企画を始めたけど、他のプロジェクトの他のプロジェクトを見ながら、ゆっくり作るしかなかった。
もともと、「カーズ」が終わったら、他のプロジェクトを見る時間ができるから、ピクサーの監督を増やして、プロジェクトの数を増やそうと思ってた。だから、ディズニーで経営側として働くことをすんなり受け入れたんだよ」

ディズニーとの合併で変化はありましたか?
「まず、ピクサー側には、まったく何も変化はないんだ。そういう契約だから。アイガー会長は、ピクサーの文化をいじるべきではないことを理解してる。エド・キャットムルと僕は、週に2日ディズニーに行って会議をする。ディズニーに2日、ピクサーに3日いて、プロジェクトのチェックをするんだ」

ピクサーでは、「トイストーリー」以外に続編がありませんが、それは方針なんですか?もし、ブラッド・バードが「Mr.インクレディブル」の続編の企画を出したら通るんですか?
「続編を作ってないのは、経営上の判断ではなく、クリエイティブな判断だ。もし面白いアイディアがあれば続編も作るよ。「トイストーリー」の後にディズニーと結んだ契約で、続編は含めない、オリジナル作品を5本作ることになっていた。だから、まず、その5本を作ってしまおう(契約を早く終わらせよう)という経営上の判断もあったんだけどね。
今は、そういう契約上の問題もなくなったから、僕らの判断だけだ。観客を楽しませる、出来る限り面白い映画になるかどうかということだけが、判断基準になる」

ディズニーを、どういう風にピクサーのようなスタジオにしていくつもりですか?
「ディズニーは、長い間、経営者が支配するスタジオだった。ディレクターが、本当にやりたがっている企画を出してもらって、本当にそれがうまくいくかどうか、腹を割って話をする。それがピクサーでやってきたことだから、同じ事をやるだけだよ。もともと才能のあるアーチストがたくさんいるところだから、それで行けると思うよ」
現状はどうですか?
「うまくいってるよ。ディズニーのスタッフと仕事をするのは楽しいよ」
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3DCGに関連して、ソフトや技術に関する情報を提供するポータルはいろいろありますが、作られた作品そのものの情報は意外と見あたらないようです。
非力ながら、私の目に付く範囲でまとめていこうと思っています。

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